FREETEL 極(きわみ)ですが
年末の重大な決断として、手放してしまいました。

こんなにも気に入って使っていたスマホを
なぜ手放そうと思ったのか、その経緯をお話しします。


 1:異常に熱くなる

極はMediaTek製の2GHz(オクタコア)CPU
を積んでおり、非常に処理能力が高いのですが、
本体上部が異常に熱くなる事態が発生したのです。 

特にモンハンなどの最新3Dゲームで遊んだ後に
金属フレームで 囲われたカメラの縁を触ると
びっくりするくらい熱く、素手で長時間触れないほどでした。
(実際に計測していませんが、体感で60〜70℃近く?)

本体の下部は全く熱くならないので、
上部にCPUなどの熱を持ちやすい部品が
集中しているのでしょうが、これは今後
低温火傷等の心配もあり、非常に不安要素でした。


2:本体がねじれ(曲がり)に弱い、手で曲げたら戻る

これは、返品直前に気付いたのですが
スーツのパンツ脇ポケットに入れて
持ち運んでいると、いつのまにか少し曲がっています。

私の会社では、勤務時間外に
個人携帯を預ける場所があるのですが、
そこに置いたときに、違和感を感じました。

画面の片側がやけに浮いているのです。
端を抑えてみると、カタカタ音がしました。

で、試しに逆方向にぎゅっと力を加えてみると
一時的に戻るのです。

パンツの脇ポケット、それもタイトではない
スーツのパンツポケットに入れて持ち歩いた程度で
軽く曲がってしまい、手で簡単に戻せてしまう…
こんな強度のスマホは初めてです。
 

3:《重要》品質管理が甘く、最終検品の精度が低い

本体が熱くなったり、曲がったりは、最新のiPhoneや
Xperiaでもあり得ることなので、まだ我慢できます。
私が許せなかったのは、この品質管理問題です。

税抜き定価:39,800円という格安スマホに
そんなクオリティの高さなど求めるな!と言われれば
そこで話は終わってしまうのですが、
私にとっては39,800円も立派な大金です。

写真では非常にわかりにくいのですが、一応貼ります。

 最初は黒を購入しました。
そこで発生した問題は3点。

液晶の2問題
液晶の接着が不十分で浮いたような部分があったり、
ガラスに鋭利なもので突いたような跡(点傷)がありました。

気泡、突起
背面パネルには、突起というか異物の混入のような
ものがあり、拭いても擦っても取れませんでした。
写真ではお伝えしきれませんが、
指で触ると明らかに分かる程度の異物です。

販売元であるヨドバシドットコム様に
無理を言って新品交換して頂いたのですが
どれも位置は違えど同じような状態でした。

この機種を気に入って、しばらく使っていこうと
思っていた私は、もしかしたら色のせい?と思い
どうにかならないものかと黒を一旦返品し、
白色を改めて購入し直しました。

ところが白は、別の問題があったのです。

背面異物混入
 突起ではないのですが、塗装の内部に
何か青っぽいゴミが居ます。どうやっても取れません。

 アルミ傷上部
これ…本当に新品未使用ですよね??
開けたばかりの本体、バンパーのアルミ部分に
落としたような傷があります。

アルミ傷下部
 バンパー下部にはもっと大きな傷(打痕)が…
この時点で、私はこの機種・このメーカーを
徐々に信用できなくなってきました。

『何故、不良品を検品で弾かないのか?』 

私自身も、若い頃からメーカー(アパレル系)に勤めていましたし、
現在は、別のメーカー(電気・製造系)に移りましたが、
どこのメーカーも同じです。日本の細やかさは忘れていません。

いくら安い商品であろうが、検品…特に最終検品は
真面目に確実に行い、目視で見える不良は弾くか
事前に修理し良品に作り直します。


高スペックの割に、インパクトのある格安価格を
実現した結果の弊害
でしょうか。

ですが!『3万円台でこの高スペック』を実現することは
多少の製品クオリティ(不良品を弾くボーダー)を落としたとはいえ、
国内メーカーはおろか、海外メーカーにも不可能な偉大なる功績です。

他の端末を製造するメーカーに多大な影響を与え
業界に確実に、大きな風穴を開けたと確信しています。


・細かい外観上の不具合を気にしない
・多少熱くなったり、曲がったりしても気にしない


そんな方には、確実に世界で一番買い!
3万円台では現状敵なし、最強の端末です。
しかし、私はどうしても許すことが出来ませんでした。

なかなか電話が繋がらず、一方的に切れてしまう
サポートセンターの電話システム。

※このせいで、販売店様(ヨドバシドットコム様)及び何度も
 新品交換して頂き、配送業者様や関係者の方々に、多大な
 ご迷惑をおかけした事を、この場を借り心よりお詫び申し上げます。


良いものだけを最終製品として出荷する
というメーカーの基本を二の次にして、
高スペックでも製品の品質を落とすという
どこか中国的な考え方

業界は違えど、私も同じ『物』の作り手として
非常に不快感を覚えました


つまり、私が極を手放した最大の理由は
『メーカーの考え方に納得できなかったから』です。
 
その後、私はNEXUS 6Pを購入しました。
格安を前提としていない、Google監修の
Android6スマホ(中国:HUAWEI製)です。

この事は、また後日アップ予定ですが、
極より価格は高くとも、それ以上の満足感
安心感がありました…と思いきや、
またしても同様の事態が起こってしまいました…

ではでは。 

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